妊娠したら仕事はいつまで働く?何カ月まで働けるか決める際に考える2つのこと

妊娠して、仕事をいつまで続けようか悩む妊婦さんも多いでしょう。
そのまま出産直前まで働きたいというあなたも、今すぐ本当は仕事を辞めたいというあなたも、妊娠中のどの時期に仕事を辞めるのがよいのかは、もらえる給付金と体調を加味して決めるべき。
今回は、妊娠してから貰えるお金と妊娠中の身体の変化によって、仕事を辞めた方がよいタイミングをお話します。
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妊娠して仕事をいつまで続けるか決めるのに知っておきたいお金の話
妊娠して仕事をいつまで続けるのか、出来ることなら早く辞めたいけど、お金のことを考えると、出来るだけ長く働いて、手当をもらってから辞めたいと思う方もいるでしょう。
仕事を辞めるともらえなくなるお金やもらえるお金について見ていきましょう。
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出産手当金
法律では、出産予定日の6週前の妊娠34週まで働くことが出来るようになっています。
また、出産予定日の6週前を過ぎているのに会社があなたに働くことを強要するのは法律上、禁止ですが、あなたが希望して働けるのであれば、働くことは可能。
法律ではこのように決まっていても、医師からお腹が張る、切迫早産気味などであれば、自宅療養を指示されたら、仕事を休むか辞めることになります。
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傷病手当
妊娠中34週以降は出産手当金がもらえます。が、その前に仕事を辞めるか続けて休むことになると、傷病手当がもらえます。
出産手当金がもらえるのは出産前34週から。その前に仕事を辞めてしまった場合には、傷病手当も出産手当金ももらえなくなると覚えておきましょう。
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育児休業給付
もう一つ、育休手当がもらえるのは、出産後に仕事を辞めなかった場合のみ。
仕事を辞めると決めているあなたはもらえないお金になります。
出産後も職場復帰する予定なら、育児休暇中にもともともらっていたお給料の三分の二(出産後半年まで)または半分(出産後半年~)をもらえます。
お金を出来るだけもらって、仕事を辞めたいと思うのは当然でしょうが、仕事を辞めるタイミングは、あなたの体調を優先で決めるべき。
次は、妊娠中の身体の変化について解説していきます。
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妊娠中の身体の変化と仕事をいつまで続けるべきかを決めるタイミング
妊娠中に体の変化によって、仕事をいつまで続けるべきかを決めましょう。
妊娠がわかってからすぐに予定を立てた時期まで働くつもりであっても、実際に体調が思ったよりも悪くなることは十分あり得ます。
そういうときには、身体を一番に考えて赤ちゃんのためにも、早めに仕事を辞めるべきでしょう。
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妊娠初期(妊娠1~4か月)
妊娠初期は、お腹は目立っていなくても、つわりが一番辛い時期。
症状は人それぞれですが、貧血や食事がとれない時には、休むかそれでも治らなければ、仕事を辞めるという選択をした妊婦さんもたくさんいます。
「今我慢すれば安定期になるから。」と無理をおして、流産でもしたら大変です。
一番流産のリスクも高いこの時期には、下腹部のハリや出血があれば、すぐに仕事を休むようにして、仕事を続けるのかを考えましょう。
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妊娠中期(5~7か月)
妊娠中期は安定期に入り、つわりも落ち着いてきます。
でも、赤ちゃんはどんどん大きくなっているので、疲れやすかったり、眠気が凄かったり、通常の身体とは違うので無理はいけません。
安定期に入り、食欲も戻ってきて、食べてしまうと、尿たんぱくやむくみ、尿糖などのサインが出てきやすいです。
妊婦健診できちんと健康状態を見てもらい、何かあればすぐに休むか、仕事を辞めることも検討すべき。
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妊娠後期(8~10か月)
妊娠後期は、いつ産気づいてもおかしくない時期。
お腹はかなり目立ってきて、普通に立っているだけでも辛いこともあるでしょう。この時期も、妊娠初期同様に、体調変化が激しく、体も心も繊細になっています。
もし、体調が悪い時には、休むべきか、早退、遅刻する、あるいは退職するなど、早めに対応しましょう。
産前42日まで仕事を続けると、その後仕事を辞めることになっていても、出産前の休業手当として、出産手当金がもらえます。
もし、ギリギリまで働きたいと思っているあなたは、覚えておきましょう。
- 直近で、一年以上健康保険に加入している
- 出産予定日を含める42日以降に退職している
- 退職日は有給などで出社していない
などが条件。
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まとめ
妊娠がわかったら、仕事をいつまで続けるのか、出産後も仕事をしたいのかをお金とあなたの希望を考えて決めていきましょう。
仕事を辞めなければ、もらえるお金は圧倒的に多くなりますが、あなたの健康と赤ちゃんの命が最優先。
幸せな妊婦生活を気持ちにもゆとりを持って過ごせるように、出産後の働き方も含めて検討するべき。
お金が欲しいから、辛くても仕事が辞められないと我慢しているあなたは、仕事を辞めて、在宅で仕事をするというのも一つの手。
今の仕事をどうしても続けなくても、また再就職することも出来るし、どうにでもなると知っておきましょう。